でぃふぁいんどの空間

京都の大学生による戯言

今頃旧劇エヴァ(Air/まごころを君に)についての話 Part.1

しょっちゅう見てるし、これからも見続けるだろう。

僕は、ほんとにこの映画が大好きで今回見たのももう5回目くらいで、物語はほとんど頭に入っている。でも、見るたびに新たな発見があるのだ。

 

しかし、そのことは同時にこの映画をブログにまとめるのを難しくする。これがB級サメ映画なら喜んでまとめるのだが、本当に好きな作品となると、もはや「全部好き」なのでまとめるどころではない。

だからストーリーは無視して、自分の「ここすき」ポイントを絞って説明したい。

エヴァを見ていない人は12話までレンタルして見てからこの記事を見てください。

 

 

 

 

 

 

 

1、始まり

少年の自慰で始まる映画はこれ以外知らない。初見時は衝撃だったが、意味を理解すれば、精神的にボロボロなシンジができる生(性)を示す行為なんかなあと考えたり、最後の「気持ち悪い」への伏線だったりと、意外と深い。

2、戦略自衛隊との戦闘

普通アニメにおける戦闘といえば、英雄同士のプライドをかけたものであったりして、「かっこいい」以外の感想を抱くことは少ない。しかし、この作品では人が人を殺すという行為の醜さを如実に描いている。ミサトが非戦闘員の投降を指示するシーンの少し後で、投降する職員が銃殺されるシーンがあったりと、残酷性を前面に押し出しており、芸が細かい。

3、シンジとミサト

精神的には死んだも同然のシンジをミサトはなんとか元気づけようとします。

ここで注目したいのは、ミサトはシンジに対して性的なイメージを用いて元気づけようとしている点です。キスしたり、「帰ったらつづきをしましょう」というセリフに現れる通りです。でもこれってシンジの母としての態度じゃない。最後までシンジの母としての役割は果たせないとわかっていた。だからこそ、シンジを見送った後の「これでよかったのよね」というセリフが光ります。

4、アスカ対エヴァシリーズ

アスカも精神的に死にかけていた状況でしたが、二号機のなかで母の存在を思い出し、覚醒します。善戦しますがS2機関を持つエヴァシリーズには敵いませんでした。

その結果悲惨なこととなります。(表現規制)なぜここまで?と思いましたが、結局のところアスカは母から自立できなかったからだと考えるとよいでしょう。

それに対して、シンジは……というのが続きです

 

やっぱりまとまらないじゃねえか(続く)