重要なお話
私definedはこれまでさまざまなギャンブルでお金を稼ぐべく思考を巡らせ、実践してきた。
さかのぼれば、高校ではUFOキャッチャーの攻略、大学に入ってはパチンコの釘読みと遊タイム天井狙いや競馬と様々なものに手を出してきた。その中で結果を出したものもあればそうでないものもある。
そして最近では競艇において継続的に儲かりうる買い方を発見した。読者にとっては残念かもしれないが、ここでその方法を公開することはない。というのも、競艇は中央競馬と比べて1レース当たりの売上金額が極端に低く、手法の公開により有意にオッズの低下を招く危険があるからだ。
今回はその手法の実践とそれにかかる問題点について、そして結局労働が優れているということについて書く。
1.回収率に対するボラティリティの大きさ
今回私が開発した手法で2012年1月1日~2022年8月29日まで該当レース(約1000レース)の舟券を均等購入した場合の回収率はなんと110.3%である。
銀行の定期預金利率が0.002%であることを考慮に入れればこれは驚くべき好成績である。こんな投資商品が実際に存在するなら今すぐにでも持てる余力のすべてをそれに打ち込むべきレベルだ。
しかしそうはできない。それは後述するオッズの問題と破産の危険の問題である。
この買い方を実践し、月あたり約1500円の利益を出すことを目標とした場合、2021年の月ごとの収支は以下のようになっていた。
1月 +2400円
2月 +3000円
3月 -7600円
4月 +4200円
5月 +53400円
6月 -18000円
7月 -2200円
8月 -1000円
9月 +5400円
10月 -11200円
11月 -18000円
12月 +6200円
2021年合計 +16600円 (1383円/月)
この年はまだ、回収率が100%を超えていたが、年間を通じて100%を下回る年もレアケースながら存在していた。(逆に年間回収率が150%近いお祭り年もあるのだが)
これだけの金額が動くにもかかわらず、手元に残るお金はわずかに見える。メンタルと金銭感覚を保ちながら実践できるかは疑問である。
2.市場の小ささに由来するオッズの問題
では破産確率を無視したとしてこの手法だけで生活できるほどの利益を上げられるかというとそれもおそらく不可能である。なぜなら、競艇というのは中央競馬と比べて売り上げ票数が少なく、特定の種別の舟券に集中して資本を投下するとオッズが目に見えて低下してしまうからである。
中央競馬の場合、そのようなリスクは企業レベルの大規模な工作の場合のみ考えればよいが、競艇の場合レースによっては特定のニッチな舟券を1万円程度購入するのみでも問題が生じうる。
閑話休題.参加者の少なさによるメリットについて
参加者が少ないというのはメリットでもある。というか私の手法自体がその視点に立脚している。例えば、以下のレースについて見てみよう。
8/31尼崎3R
注目したいのは以下のオッズである。
2連単 1-2 2020円
2連複 1=2 2570円
ご存じの方も多いと思うが2連単というのは1着と2着に来る舟を順位を含めて当てる券種で、2連複というのは1着と2着に来る舟を順位は考慮せずに当てる券種である。
ゆえに常に的中難易度は2連単>2連複であるから、オッズは2連単の方が高くなければ不合理である。おそらく1-2に比べ2-1があまりに期待されない場合2連複が嫌われて、2連単が選好されるのであろうが、あまりにその傾向が強すぎて不合理なオッズが生まれたものと考えられる。
これと同様に、3連単と2連単の間でもかなり不合理なオッズ差が発生しやすい。私の手法により利益が出せるのはこのような不合理性に由来するところも大きいので参加者の少なさというのはメリットでもあるのである。
3.税金の問題
ギャンブルで稼いだお金は一時所得となり、50万円を超えると所得税の課税対象となる。はずれ舟券を経費精算できるのであれば利益が減るだけの問題であるが、めったなことではない限り税務署は経費精算を認めないので、「税金のせいで収支マイナス」が発生しうる。
4.まとめ
結局のところバイトレベルの収益ですら現実的には難しい。
本当にそれができるとするなら的中率50%とかで3~5倍の舟券を獲り続けるとかしないといけないと思うのだが、「プロ」にはそんなことができるのか直接聞いてみたいものである。